今では一年を通じて紫外線対策は必要になってきましたね。
日差しが強くなってくるとシミ、 しわの大きな原因である紫外線対策が必要です。
ついこの間までは日焼け止め自体が負担になると思われていたこともありましたが、 今では紫外線に対しての認識もずいぶん変わってきました。
紫外線に関する情報は日々進化しています。
最近の紫外線対策も含めて有効な日焼け止めの利用方法を考えてみましょう。
この記事の目次
紫外線の種類を知ろう
太陽は紫外線、赤外線、可視光線などの光線を発しています。
紫外線にはA波、B波、C波という波長があります。
この波長の長さで人体への影響度が変わってきます。
画像出典:http://www.golsen.jp/ultraviolet/kindofu.html
UV A
UVAは波長が最も長く光線のパワーは弱いのですが、 気が付かないうちに肌の奥深くまで透き通ってしまいます。
そのためしわやたるみの原因になりハリや弾力に影響を与えます 急激な変化ではないのですがメラニン色素の合成を増やしシミの原因にもなります。
UV B
UVB波は波長は中くらいですが、光線のパワーが強く破壊力を持っています。
やけどのような水ぶくれや赤い炎症をおこしたような「サンバーン」という変化を起こします。
また紫外線Bをの防止するための測定値をSPF値といいます
UV C
C波はオゾン層破壊によって最近問題になっている人体に悪影響を与える光線です。
普通では地上に届きにくいものですが、昨今の状況により有害性を危惧されています。
PA値とSPF値とは?
私たちは日焼け止めを選ぶ基準としてパッケージに書かれたPA値とSPF値で選んでいます。
数値が多いほどいいような気がして選んでしまいがちですが、 本来の意味をご存知でしょうか?
私たちにサンバーンという現象を起こすUVBに対しての効果を表す数値のことを SPF(Sun Protection Factor)という基準で表します。
1~50までの数値があり数値が高いほど防止効果があります。
50を超えた場合は50+で表示されておりSPF値1あたりダメージを20分間防ぎます。
計算するとSPF30は20分を掛け合わせて、600分(10時間)防ぐ計算になります。
つまり日常ではSPF20であっても8時間は大丈夫な計算ですね。
最近発売されているSPF50なら16時間以上効果が継続することになりますが、 お化粧崩れや汗などで、必ず効果が継続するわけではありません。
時間でいうならば通常はSPF30くらいまでで十分対応できるこんですね!
このように数値が高いから強力にカバーするのではなく 時間に対応することで使い分けしましょう。
UVAのガード効果を表したものをPA(Protection Grade of UVA)といいます。
ガラスや室内も通り抜けてしまうUVAはしわやたるみの原因になる困った存在です。
UVAの防止効果はPA+で表示されます。
2013年1月から新基準「PA++++(フォープラス)」が加わり、 さらに防止効果の高い日焼け止めを選ぶことができるようになりました。
これは国際的な新基準になるため日焼け止めを選ぶ際にもわかりやすくなっていますね。
PA値基準
・PA+ …UVAPF2~3(UVA防止効果がある)
・PA++ …UVAPF4~7(UVA防止効果がかなりある)
・PA+++ …UVAPF8~15(UVA防止効果が非常にある)
・PA++++ …UVAPF16以上(UVA防止効果が極めて高い)
となっています。
しかし注意したいのは肌への負担!
思い出してほしいのはUVAはさほど急激な肌の変化をおこさないものなので、 オフィスや家事などの日常の行動ではPA++くらいでも十分対応できるという事です。
スポーツや海や山に行くような場合にPA++++を使うなど シーン別に使い分けるようにしましょう!
紫外線対策まとめ
いかがでしたか?
紫外線対策を数値だけを頼りに選んでしまうと 必要のない分までお肌に負担をかけてしまいます。
日常生活やレジャーに出かけるなどTPO別にSPFやPAを使い分けることで お肌に無理なくシミ、しわ対策を続けるようにすることが重要なポイントですね。
ぜひお持ちの日焼け止め見直してみましょう。
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