肝斑(かんぱん)というシミを知っていますか?
治りにくいとされるシミの一種なんです。
シミとなると、女性にとってはお肌の大敵ですね。
出来るのであるならば、シミとは一生縁のない肌で過ごしたいものです。
今回のテーマは「かんぱん」です。
その原因と対策について見ていきましょう!
この記事の目次
かんぱんってどんなシミ?
かんぱんの大きな特徴は、左右対称にほぼ同じ形で現れることです。
一般的には、頬骨の辺りに現れます。
また、比較的広範囲にモヤッと広がり、色が抜けたように見えます――。
主に30代~40代で発症することが多く、高齢になってからは発症することが稀です。
目尻の下あたりに左右対称であるシミは、かんぱんの可能性が高いでしょう。
かんぱんの原因って何なの?
かんぱんの原因は詳しいことは分かっていません。
複数の原因があるとされています。
1つずつ見ていきましょう――。
1)紫外線
紫外線はお肌の敵。かんぱんは紫外線が当たりやすい場所に出来やすいです。
真夏だけでなく、年中を通して紫外線対策をとることが重要!!
2)生活環境の悪化
シミの原因はメラニンを作り出す、メラニサイトという細胞です。
メラニサイトはホルモンの影響を受けて、メラニンを作り出します。
これがシミとなって現れるのです。
ですから、不規則な生活が続き、
ストレスや酢民不足が続くとシミが出来やすくなります。
日常生活を見直し、規則正しいスタイルを取り戻しましょう――。
3)妊娠や経口避妊薬(ピル)
妊娠や避妊薬により、かんぱんが発生することもあります。
これは、女性ホルモンのバランスが崩れるためであると指摘されているのです。
かんぱんの治療法ってどんなものがあるの?
シミと言うと、美白化粧品やレーザー治療を思い浮かべることでしょう。
美白化粧品はさておき、レーザー治療ではかんぱんは治せないのです。
かんぱんの治療法でもっとも多いのが、トラネキサム酸の服用です。
これは色素沈着抑制の効果を持つ内服薬となっており、
かんぱんに効果があるとされています。
色素の素であるメラニンのメカニズムに働きかけ、
内側からシミを抑えることか可能!!
トラネキサム酸を内服して治療した場合、
効果が出るのは4週間~5週間が目安です。
但し、トラネキサム酸は保険適用外となっているので、
注意が必要になります――。
まずは、皮膚科や美容皮膚科へ受診し、
医師と相談してみることが良いでしょう。
費用をあまりかけたくないと言う場合はOTC医薬品がおススメです。
OTC医薬品とは別名一般用医薬品と呼ばれ、
薬局やドラッグストアで購入することが可能。
トラネキサム酸を主成分として、かんぱんへの有効性が認められたため、
一般薬が登場しました。
一般的に有名なのは『トランシーノ』というOTC医薬品です。
8週間の継続服用で高い効果が確認されています。
かんぱんを作りたくない! 対策ってないの?
ご自分で出来るかんぱん対策は主に2つです。
(1)紫外線対策
(2)日常生活の改善
紫外線対策を徹底しましょう。
かんぱんの症状は紫外線で悪化します。
屋外では帽子や日傘、サングラスなどで紫外線カットを行いましょう。
1年を通して室内外ともに紫外線対策を行うことがベストです。
また、日常生活の見直し行いましょう。
外食、ファーストフードに頼っていませんか?
また、十分な睡眠を確保しないと、ストレスの原因となります。
十分な急速をとり、バランスのとれた食事が必要です!!
その他にも、肌を擦る習慣をやめましょう。
肌は刺激に敏感です。メイクを落とす時、洗顔時、顔を拭くとき……。
ごしごしと擦ってはいませんか?
このような刺激が蓄積されるとシミの原因になりますから、
注意しましょう。
かんぱん原因と対策まとめ……
今回は治りにくいシミであるかんぱんについてみてきました。
『原因』『治療法』『対策』の3つを理解していただけかと思います。
歳のせいだからと諦めずに、まずは自分で出来ることから始めましょう。
日常生活でのケア、医療機関やOTC医薬品による長期的な治療で、
かんぱんは治すことが可能!!
シミのない、綺麗肌を取り戻しましょう!