植毛と言うと、どうしても男性特有の悩みと思われがちですが、
実は違うんです――。
近年は薄毛に悩む女性も増えています。
薄毛に悩む女性の数は、日本国内で600万人にものぼると言われているのです……。
つまり、10人1人の女性が薄毛に関して悩みを抱えているのです。
育毛、育毛剤シャンプー、頭皮マッサージ、食事の改善……。
これらのことをしたことがある方は多いのではないでしょうか?
今回は女性の『植毛』ということでリサーチしてきます。
では早速見ていきましょう――。
そもそも植毛ってなんなの?
薄毛を解消する方法はいくつかありますが、『植毛』という手段があります。
でも、植毛って具体的にはどんな方法なのでしょうか?
植毛とは、薄毛で髪の毛を増やしたい部分に、毛を移植し植えつけることをいいます。
また、植毛には大きく分けて2つの種類があります。
(1)自毛植毛
(2)人工植毛
この2種類です。
まずは自毛植毛ということを考えて生きましょう――。
自毛植毛って何?
自毛植毛とはその名の通り、自分の髪の毛を使い、植毛をすることです。
比較的豊かな髪の毛を摂取し、薄毛部分に植毛を施します。
やはり、自分の髪の毛を使用するということで、アレルギー反応がなく、安全な植毛とされています。
自毛植毛には――
●FUT法:メスで後頭部を切る手術法
●FUE法:メスで後頭部を切らずに行う手術法
の2種類があります。
FUT法はメスを使って頭皮を帯状に切り取るため、白い縫合痕が残ってしまいます。
そのため、女性に向いている手術方法はメスを使わないFUE法と言えるでしょう。
メスを使わずに植毛をおこなうので、頭皮に痕が残らず、安心して手術を行うことが可能!!
人工植毛って何?
髪の毛全体が薄い場合は、自毛で植毛が出来ません。
そのため、広範囲の薄毛に悩んでいる方には人工植毛がおススメ――。
人工植毛は自毛植毛とは違い、施術を行いすぐに効果を実感することが出来ます。
さらに施術の時間が少なく、側頭部や後頭部に傷がつきません。
広い範囲を植毛できるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
人工の毛髪ということですが、現在の人工毛髪は自然の毛とほとんど見分けがつきません。
自分の好きな本数を植毛することが可能なので、素早く広範囲を植毛したいという方におススメです。
但し、やはり人工の毛を使用することで、アレルギーが起きたり、拒否反応が出たりします。
また、人工の毛であるため、植毛した髪の毛が伸びるわけではありません。
このようなデメリットがあります。
しっかりと担当の医師を相談しながら、決めるのが良いでしょう――。
植毛にかかる費用ってどのくらいなの?
まずは、自毛植毛の費用です。
施術を受けるクリニックによって値段は違いますが、450本(採取面積3cm²)で30万円程度かかります。
大掛かりに3,000本(20cm²)植毛を行う場合、100万円を超える費用がかかります。
医療ローンやクレジットカードに対応しているクリニックもありますが、ご自分の予算と相談して決めましょう。
反対に人工植毛の費用を見てみましょう。
400本~500本の植毛(3cm²程度)で10万円前後。
大掛かりに3,000本(20cm²)の植毛を行う場合は70万~80万円前後の費用がかかります。
自毛植毛と比べて、人工植毛のほうが安価に施術することが可能のようです。
いずれにしても、高額の費用がかかることは間違いありません。
まとめ……
今回は女性の植毛についてみてきました。
植毛は即効的に髪の毛を増やすことが可能ですが、やはり費用が高額になる傾向があります。
キチンと食生活を改善し、生活スタイルを変えるなど自分で出来ることから始めることが肝心です。
あくまで植毛は最終手段と考えておくと良いでしょう。
今回の記事を参考に、植毛について考えてみることをおススメします――。