鏡で顔を見るとどうしても気になる部分があります。
それは「鼻」です。顔の中心部にあるし、他人と会話する際に
どうしても目に入ってしまうのがこの部分。
自分も相手の鼻に目が行ってしまうのだから、
きっと相手も私の鼻を見ているに違いないと思うでしょう。
そんな鼻が黒ずんでいたり、ブツブツがあったり、
吹き出物があったりしたらへこみますよね。
特に黒ずみやブツブツは日頃のケアで防げるものといいます。
見た目を気にする女性にとっては見逃せないものといえるでしょう。
ここではそのような鼻が黒ずんでしまったり
ブツブツができてしまったりする大元である「毛穴」について
クローズアップしていきたいと思います。
1)鼻の毛穴とは
顔全体にはなんと20万個もの毛穴があります。
特に鼻には多くの毛穴があると言われています。
そもそも毛穴とはどのような役割をしているのでしょうか。
毛穴には大きく三つの役割があるといわれています。
それは毛穴から毛を作る働き、体温調節と皮膚の雑菌の繁殖などを
抑える汗腺という成分を作り出す働き、そして「皮脂」を分泌することにより
肌の潤いを保ち外的刺激から肌を保護するという働きです。
どれも人間が生きていくうえで、大切な要素ですが
特に「皮脂」というものが鼻の美容を考える上でキーになるものです。
というのもやっかいな事に鼻にある毛穴には「皮脂」を分泌する要素が強く、
皮脂の過剰な分泌が原因でトラブルになってしまいやすいのです。
この皮脂の多さが次に触れる「角栓」などを作り出す要素になってしまうのです。
2)角栓とは
鼻の毛穴のトラブルの代表格に挙げられるのが「角栓」。
鼻にブツブツ状のものができてしまうもので、見た目も衛生上もよくありません。
この角栓の理由として多くの人が直感するのはおそらく「皮脂」だと思います。
確かに皮脂が多い人は、毛穴は詰まりやすくなります。
しかし、実は皮脂の多さだけが角栓の原因にはなりません。
というのも、皮脂は「液体」です。
これを毛穴に「固形物」として変身させて詰まらせる他の要因が角栓にあるのです。
その角栓の真の原因は「古い角質」や「古いメイクの残り」なのです。
これと皮脂とが混ざるとあのブツブツした「角栓」へと変身するのです。
3)角栓を作らないようにするために
ではどうすれば毛穴に詰まった角栓を改善する事ができるでしょうか?
前に触れたとおり角栓の主因は「古い角質」です。
角質はタンパク質なので、油性の汚れに対応して作られているクレンジング剤や
洗顔剤では上手く落とせません。
そこで、タンパク質系の汚れ落としに特化したピーリング石鹸や酵素洗顔料を使い、
やさしく古い角質を落とすようにすることが肝心なのです。
いずれにしても基本は「優しく」です。
古い角質を取り除こうとして、やたらとごしごし洗うようにこすると、
肌に傷がついたり、肌本来の保湿成分なども落としてしまう事になります。
くれぐれもしないようにしましょう。
またそもそも不要な角栓を生み出さないような対策もする必要があります。
例えば肌の乾燥。乾燥すると皮脂が多く分泌され
古い角質と結びつきやすくなってしまいます。
さらにしっかり保湿する事も忘れないようにしましょう。
睡眠不足やバランスの悪い食事も肌のターンオーバーを乱す原因になりますので、
改める必要があります。
これらをしっかりとすれば角栓はできにくくなります。
それでもできてしまうという人は、一度皮膚科を受診してみてもよいでしょう。
なお、よく「毛穴パック」やピーリング剤によるケアをするという人も
いるかと思いますが、これはやりすぎると肌を守るために必要な角質や皮脂を
除去してしまいより角栓ができやすい肌になるという悪循環に陥りますので、
正しい洗顔と保湿さえ行えば殊更必要のないものと言えます。
最後に…
以上のような点を注意すれば鼻の毛穴のケアもバッチリで、
見た目も大分改善されると思います。
皆さんも悩んでいないですぐ実行してみましょう!