「ダイエットはしたいけどキツイ運動はイヤだ!!」
「食事制限だけでダイエットするとリバウンドしそう・・・」
などという声が聞かれます。
確かにネットや口コミなどの情報でも、
食事制限でのダイエットは厳しい・・・という声聞かれます。
しかし、ダイエットの基本は
「摂取したカロリーよりも消費したカロリーの方が多ければ痩せる」
というものです。
なのでダイエットをしたければこの点をしっかりやればいいのです。
つまり、摂取カロリーの方を抑えたければ食事を抑える。
消費カロリーの方を多くしたければ運動をする…という事です。
なので運動しなくても食事制限さえしっかり行えば
理論上では痩せていくことになっています。
ここではその点を踏まえて食事だけで痩せられる商品や
理論を探っていきたいと思います。
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1)VCLD理論
実に健康大国アメリカでは500万人の人が
行っているというダイエット方法の理論があります。
それが…
「VLCD理論」
これは「Very Low Calorie Diet」の略で、
人間が生きていく上で最低限度のカロリーさえとっていれば栄養障害等、
体に問題が及ぶ恐れがないという理論です。
具体的にはどういうものでしょうか。
かつては人が健康を損なわずに減量するためには、
1日最低1200キロカロリーは必要であろうと言われていました。
これは人間が生きていく上で必要最低限のビタミンやミネラル、
脂質などを摂取するにはこれだけのカロリーのモノを
必然的に摂る必要があったからです。
しかし時代が経つにつれて、
この「常識」的な考えが揺らぎ始めました。
というのもビタミンや脂質、
ミネラルを豊富に含んでいてなおかつ低カロリーの栄養機能食品が
次々と開発されてきたからです。
これらの食品を食べてビタミンやミネラルが必要最低限摂られていれば、
何も1200キロカロリーもの食事をとる必要はないのではないかと
考えられるようになってきました。
そして1980年、ついに国際的な医学会議の場で必要最低限の栄養が
しっかりしていれば、 1日の摂取カロリーを抑えても
栄養障害等体に支障は起きないというレポートが報告されました。
その最低限のカロリー量は体重量などにより異なりますが、
なんと200~600kcal程度でよいという衝撃的なレポートです。
従来考えられていた必要カロリーのなんと半分以下でいいのです。
これにはダイエッター達にも衝撃が走ったのです。
このレポートを受け理論化されたのが「VLCD理論」なのです。
この理論を元に考え出されたダイエット商品がいくつかあります。
それをここでは見ていきます。
2)マイクロダイエット
VLCD理論を元に生み出されたものの代表格が「マイクロダイエット」。
1983年にイギリスで開発された商品で、
日本では1989年に販売されました。
これにはカロリーは大幅に抑えつつミネラルやビタミン、
脂質など生きていく上で必要最低限の栄養素を含有しているという商品です。
ドリンクタイプ、リゾットタイプなど様々な種類が開発されています。
この商品、医療機関からも絶大な信頼を置かれているほど
ダイエット効果の商品です。
日本国内だけでも約500の医療機関がこの「マイクロダイエット」を
採用しているといいます。
通信販売など売られているダイエット食品とは
一線を画すものといえるかもしれません。
3)酵素ドリンク
今巷で流行っている「酵素ドリンク」。
実はこれもVLCD理論に基づいて開発された商品なのです。
つまり酵素ドリンクを飲んで行う、
必要最低限のミネラルやヒダミンなどを摂取しつつ、
カロリーは抑えるいわゆる「ファスティングダイエット」です。
これもVLCD理論を応用したダイエット方法です。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
よく耳にするシラタキや春雨などで「食べながらダイエット」をしても、
栄養面では不安があり、VLCD理論に適っていないことが
お分かり頂けたと思います。
なので健康的に食事だけで痩せたいというのであれば
是非この「VLCD理論」というものを今一度思い出すようにしてみてください。